「ふくろや」のお味噌
ふくろやの歴史
ふくろやの歴史は、江戸時代の明和元年(1764年)に始まります。
当時の信州中野は、御天領と呼ばれる幕府の直轄地。
幕府の代官所である「中野陣屋」が置かれていました。
草津街道と谷街道が交差するこの地は人や物資が行き交い、
豊かな活気に満ち溢れていて、文化文政時代(1804年~1830年)
には天領文化として開花。
味噌、醤油などの醸造業を営んでいた六代目袋屋清左衛門が、
俳人小林一茶を始め多くの文化人を当家に招き入れ、句会や勉強会を催すなど、北信州の文化の発展の中心的な役割を果たしました。
今も、当時の庭園がそのままの姿でたたずんでおり、文献や書画も遺されております。
その様な時代を背景に育まれてきたふくろやの味噌。
歴史と文化の芳醇な香りとともに、未来に向かって歩みを進めております。
庭園の写真にあるリクライニングシートの様な石(写真左の方向です)に寝そべって、一茶が句を詠んでいたとされています